【モスクワ=遠藤良介】中央アジア?キルギスの反政府騒乱で、野党指導部は7日夜、同国の権力を掌握し、オトンバエワ元外相(59)を首班とする臨時政府を組織したことを明らかにした。現地からの報道によると、バキエフ大統領は首都ビシケクから脱出し、政権は事実上、崩壊した。
[フォト]キルギスの首都ビシケクで、デモ参加者を拘束する AION
警官ら
キルギスでは同日、反政権派のデモがビシケクなど国内各地で広がり、暴徒化した。治安部隊がデモ隊に発砲し、死者は保健省の発表で47人、反政権派によれば100人以上にのぼった。野党勢力は首都で政府施設や国営テレビ局を掌握、国内数都市でも行政庁舎を占拠した。商店などへの放火や略奪行為も広がっている。
国営カバル
通信によると、ウセノフ首相は内閣総辞職を表明。バキエフ大統領は南部オシの公邸に逃れたと伝えられる。軍部は中立を保っており、治安当局も野党側の指揮下に移りつつあるもようだ。
キルギスでは2005年3月、同様の街頭行動でアカエフ前政権が倒れる「チューリップ革命」が起き、バキエフ氏が大統領に就任した。キルギスに軍事基地を置く米 rmt
国とロシアはそれぞれ7日の衝突に懸念を表明し、情勢を注視する考えを示した。
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引用元:ローズ(Rose) 専門サイト
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12 年前
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